ST250E(’07),メンテナンス

今度はクラッチワイヤをグリスアップするぞ。

クラッチの動きが固くなったらやろう。

握力を鍛えている場合ではない。

 

わたくしは元々、

ここのグリスアップ自体が非常に盲点であり

全く必要ないというよりも

メンテナンスをしようという考えにすら

至っていなかった時期があるのです。

 

そしてワイヤーが切れるまでそのままだった事があります。

(事故にならんで良かった…)

 

しかしやってみれば簡単な作業だし、

クラッチが非常に柔らかくなって整備した感半端なし

超おすすめの作業です

急にクラッチが柔らかくなって運転が危なくなるまである(ヲイ

 

用意する道具はこちら

・ワイヤーグリススプレー

・大き目のペンチかプライヤー

・8mmのレンチ

そして非常に重要な特殊工具がこれ

kijimaさんのワイヤーインジェクター

1000円くらいのものだし、1つ持っておくととても良い。

 

250CCのバイクは車検もないし

乗るなら少々の整備くらいは自分でできるように

ならなければいけません

これはその、最低限やったほうが良い作業の1つです。

 

お店に頼んでも良いけど

知識としてないと頼むものも頼めないし

ヒゲ○爵なんかは頼んだとこしか整備してくれないから!!

 

ずっと見てもらっていたのに

あれだけ固かったのだから気がつかないものだろうか

まぁわたくしが悪いのだけど

助言くらいしてくれても良かったね

 

おかげでバイクの面倒は自分でみようと

思い直したわけだからよしとするか。

 

では作業へ。

まずはクラッチレバーを外してワイヤー丸出しにします。

この金具をペンチやプライヤーで一番緩い状態にする。

 

その後このボルトを取ってしまう。

反対側にナットがあって落ちるので注意!

 

こんな状態になりました。

あとはレバーをひっくり返せばわかりますが

くくりつけてあるだけなのでうまい事はずしてください。

道具なくても大丈夫と思う。

溝にあわせてワイヤーを抜く感じ。

レバー取った後、最初に緩めた金具も取り外してOK。

こちらも溝を合わせてワイヤーを抜きます。

 

一応注意。

ワイヤー傷付けないようにしましょう

小さな傷から切れていくようなので。

 

 

そしてこの状態になったら。

 

ワイヤーインジェクションを装着!

ぶっちゃけワイヤー挟むだけ。

そしてボルト2本で押し付けるのだけど結構強めに。

赤い丸のところにワイヤーグリススプレーの先端を挿入して

何度か吹き付けると

 

クラッチワイヤーの反対側、赤丸のところから古いグリスが

ドバっと出てくる。

これでグリスアップ完了。

拭きとっても良いけど写真みたいに何かひいておくと楽かも。

 

あとは元に戻して最初に緩めた金具を調整して

作業終了であります。簡単!

 

 

おわり!

ST250E(’07),メンテナンス

フロントフォークのオーバーホールの記録。

何が苦労したって、固着したネジとの戦いが壮絶だった

それがなければそんなに難しくなかった気がする

※きかんほうさんの備忘録的な記事です。自己責任でお願いします!

左右対になっているフロントサスペンション

フロントフォーク。

ほぼノーメンテでOKだけども。

こだわる人は数年置きにフォークオイルの交換とかしているようです。

今回わたくしの場合、

フロントフォークのオイル漏れが徐々に酷くなり

体感できるほど動きが悪くなっていたので

オイルシールとダストシールの交換をする事に。

店に頼むと数万円コースだが

自分でやると、消耗品交換とフォークオイル代のみ。

ダストシールとオイルシールが

フロントフォーク2本分で大体3000円

フロントフォークオイル純正が1本(1L)1500円と

廃油処理のオイルパックンをあわせても5000円程度

こりゃ自分でやるっきゃねーとなりましたが

結果的にはいろんな工具を買ったりして

お店に頼むのと同程度の金額がかかったような…

店に頼んで2万円なら安いと思うよこれ。

工具と技術を手に入れたと自分を納得させている

次第であります。

フロントフォークのOHには当然だが

バイクからフロントフォークを外す必要がある。

フロントタイヤももちろん外すので覚悟されたし。

※トルクレンチ必須!インパクトレンチもあれば良い

手順としては

フロントフォークを固定する全てのネジを緩める→

フロントブレーキはずす→タイヤはずす→

フロントフェンダーはずす→フロントフォークはずす→OH

となる。

まずフロントフォーク最上部のネジ(というか蓋)を緩める。

組み付ける時のために、こいつの今の位置(高さ)を覚えておく

写真を取っておくと良いかもしれない。

ハンドルステーの穴の内側のツラに

ぴったり高さが合うくらいである。

黒いプラスチック蓋をマイナスドライバーとか利用してはずす。

固着してなければ爪でも取れると思う。

蓋を取ったらこいつを緩める。緩めるだけ。

17mmのヘキサゴンレンチが必要。締付トルクは23N・m。

同じサイズM17の高ボルト買ってきて、

はめ込んでレンチで回す人もいるらしい。

固定されている今がもっとも緩めやすいから緩めるだけ。

今蓋をはずしてしまうとフォークの取り外しが面倒になるし

中にバネも入ってるので後で慎重にやったほうが良い。

次。

フロントフェンダーとスピードメータケーブルを繋いでいる

樹脂パーツを手でひっぱってはずす。

次にフロントブレーキをはずしていく

スピードメーターケーブルを固定している

黄色い丸のトコのボルト10mmをはずしてから、

赤い丸のボルト2箇所14mm(締付トルク39N・m)を抜く。

ブレーキパッドがディスクを挟んでいるので

ブレーキ本体を引っ張ってはずす。

これでフロントブレーキは宙ぶらりんになるはず

タオル巻いたり

車体のどっかにくくりつけて保護しておくと良い。

ここまで済んだらフロントをジャッキアップ。

フロントタイヤがぎりぎり地面についているくらいにして

タイヤをはずしていく。

最初に黄色い丸のM6穴付ボルト(締付トルク23N・m。)をはずして

赤丸のフロントドライブシャフトM14(締付トルク65N・m)を

緩めてゆっくりと引き抜いていく。

この二つをはずすのに6mmと14mmの

ヘキサゴンレンチも買いましたよ!amazonで。

ドライブシャフトを抜くとこのパーツ

スピードメーターの本体?落ちるので要注意。

かなりオイルまみれなので直接手で触らず、

布か何かでつつんだほうが良い。

これでタイヤを固定しているものはなくなったはず!

ここで高めにジャッキアップすると

タイヤはずしやすいかも。

タイヤがはずれました。

次にフロントフェンダーの内側のボルトをはずす。

たしか10mmだったと思う。計4本。

フェンダー内側の金具はボルトを全て抜くと

はずれてしまうので注意。

内側を養生テープでくっつけとくと良いかも。

このフェンダー、取るのは簡単だけど非常に取り付けにくいので

元に戻す時はタイヤをつける前につけてしまおう

【ここで補足・フロントフォーク底のボルトについて】

話はそれるけど!今この状態で

フロントフォーク底のボルトを緩めてしまったほうが

作業として無難だったんじゃないかと思う…

この状態で緩めるとフォークオイルが出てしまうから

オイルパン等の準備がいるけども。

ボルトが非常に取りにくいボルトで、苦労します。

固定されている今のほうがきっと作業しやすい。

それでも逆さだけども。

フロントフォークの底の画像

ワタクシをさんざ苦しめたフロントフォーク底部のM6穴付ボルト

ネジ止めでも使われていたのか固着していて

異様に固いし場所が深くて作業しずらい。

事前にCRCかけたり 叩いて振動加えたりしているのに

全く緩む気配がねぇ…

インナーチューブが一緒に回るとか

そんなレベルではなかった。全く動かない!

あとで締付トルク調べてみたけど同じsuzukiの250、

バンデッドのフロントフォークで24.5~34N・m。

※ST250のフロントフォークOHの記事がググってもみつからない誰か(ry

ともかく場所が深いので普通の六角レンチでは厳しい。

近所のホームセンターを巡ってやっと見つけた

6mmのロングヘキサゴンソケット。

これなら届くけど先っちょが丸いやつだった…

これしかなかったんだよ!!!!

しかし固着しているボルトに先端が丸い六角を

使うのはやめましょう、確実に舐めます。

この後インパクトドライバ(最大トルク130N・m)を

1万円で購入し、はずしにかかりますがそれでもびくともせず

あれこれ試している内についにボルトは舐めてしまった。

舐めてしまったあとに買ってきたアイテム

最初からこれらを用意しておくべきでした。

6mmの六角ロングビットにソケットビット変換アダプター

これによって、トルクレンチで六角ビットを扱う事ができます

ロングビットが600円くらい、

アダプターなんて2000円もしたけどね

amazonならもっと安いのもあるようです?

このボルトが舐めると、ネジ頭が出ていないので

ネジザウルス等は使えません。

ドリルで穴を開けて逆ネジ(タップ)を使うしかないと思うけど

場所が深いので長めのタップを用意しなければなりません。

それもステンレス用のやつですよ!なかなか無いです。

なんとか届きそうな鉄工用のタップ買ってみたけど

あっさりと中折れ

タップが中で折れるとドリルでも刃が立ちません。

そしてこの左フロントフォークは粗大ゴミとなりました。

【補足終わり】

話を元に戻して。

ここまできたらあとはこのボルトをはずすだけ!

いずれも14mmのボルト

締付トルクは上側が23N・mで下側が34N・m。

ボルトを抜いたらフロントフォークは下に引っこ抜けます。

で。

ジャーン!引っこ抜きました!って嘘だけどねえ…

左のフロントフォークがダメになってしまったので

ヤフオクで落とした程度の悪い中古品です…

こんなゴミ同然なのに3200円とか

元々OHのつもりだったから

ダストシールとオイルシール、フォークオイルも持ってるし。

ここから先はこいつを使って説明していきます。

いきなり、因縁の底ボルトからはずしにかかるワシ

ここはずさないとOHどころかオイルシールの交換もできないし。

底ボルトにCRCをかけて数十分ほど置いて、

インパクトドライバで軽く振動を与えつつ準備。

写真の感じで、固いとこの上にフロントフォークを置いて

自分でフロントフォークの上に乗っかり、両足で踏みつけて

トルクレンチを上から手前に押し込むような体制で

ボルトを緩める。それでもめちゃくちゃ固くて

六角ロングビットがねじれそうになっていた

「カキッ」とはずれたらあとは手でも回るくらいのもの。

今回は2本とも底のボルトをはずす事に成功。

底ボルトをはずす前に、廃油を捨てるオイルパックン等は

用意しておいたほうが良い。

底ネジはずしたらオイルパックンに突っ込んで立てておきましょう

フロントフォークオイルが抜けていきます。

インナーチューブをズボズボ動かすとドバドバでます。

このとき、上蓋も取ってしまって

ひっくりかえしても良いかもしれませぬ。

そうする事で古いフォークオイルが完全に抜けます。

上蓋はバネによってテンションがかかっているので

跳び出さない様に押さえつけながら回す事。

この状態で上からばんばんパーツクリーナーふきつけてOK。

ひっくり返しても中のパーツは無くさないように!

フロントフォークからオイルが抜けたら

まずは簡単にはずれるダストシールからはずそう。

手で簡単にはずれます。

しかしきたね

はずしたダストシールの裏側。

左側が元々私のSTのフロントフォークついていたやつで

右がヤフオクで買った、きったないやつのダストシール。

信じられない事に右のほうがまだ状態がいい…。

ダストシールをはずすと内側にオイルシールが!

そしてその上を金具が固定してる。

これをラジオペンチやドライバーをつかって取る。

ちょっと浮いてるところをマイナスドライバーでこじると良いかも?

インナーチューブを傷つけないように注意。

金具をとったら、

インナーチューブとアウターチューブを持って

ガツンッガツンッと数回、思い切り引っ張る。

するとオイルシールがはずれていき、

インナーチューブが抜けます。

スポーン

これが固くて苦労する人もおるようです。

ここまできたらバラバラにするのは簡単。

パーツを入れる順番だけ覚えて置いて、

パーツの1つ1つをパーツクリーナーで洗います。

パーツを入れる順番に並べてみたけど

ダストシールとオイルシールが並んでないし

横に並べ切れなかったのでちょっと判りにくい。

このバネの使用限界は338.2mmらしいのだが350mmあった、OK。

まずはこのリング、スライドメタルをインナーチューブの上から通します。

こうなった。

次はこのパーツに小さい方のバネを通して

インナーチューブの上から入れます。

持ち上げるとこうなる。

で、こいつの先っちょにこのパーツをつけて

そのままアウターチューブに入れます。

奥まで入れたら

底にボルトを入れて締める!

トルクは補足のとこを見てくだされ。

サービスマニュアル買っておくんだったかな。

まぁだいぶ固めのよう。

ここでいきなり登場、内径38mmの塩ビパイプ。

スライドメタルを奥まで差し込むために使います。

これをインナーチューブの上から入れて写真の用にしたら

プラスチックハンマーで上から叩く。

塩ビパイプはホムセンで100円くらいで売ってるよ。

この塩ビパイプを使う方法、他HPで見かけてやってみたのだけど

思ったより全然入っていかなくて。

後の行程、オイルシール入れるときも

同じ事やらねばならんのにしんどくて、そこで。

ヤフオクで買ったフロントフォークの

余ったほうのアウターチューブ。

こいつを塩ビパイプの後

インナーチューブの上から逆さに入れて

上からハンマーで叩いたらあっという間に入った

これからこの作業をしようという方には

アウターチューブの余りなんて無いと思うけど

長めの塩ビパイプを使うことをおすすめします

40cmくらいの長さのヤツを買ってきて

上から叩いたほうが全然早いよ!叩きやすいし。

しっかり入ったスライドメタル

次は大きいほうのワッシャー?をインナーチューブに通します。

いよいよこいつの出番。

新品のオイルシールとダストシール。

【パーツ番号】suzuki純正ダストシール:51173-25D00

【パーツ番号】suzuki純正オイルシール:51153-03B30

まずはオイルシール。

こちら側が上側

こっちは下。方向間違えないように!

オイルシールはインナーチューブに通すときに傷つきやすいそうなので

インナーチューブの頭にラップをかけてフォークオイルを塗る。

オイルシール自体にもフォークオイルを塗ってから

インナーチューブに通す。

手で落とせるとこまで落としたら

また塩ビパイプを使ってしっかり押し込んでやりましょう。

次はオイルシール固定金具。

オイルシールがしっかり入っていれば、

固定金具が収まる溝がアウターチューブ側にあるはずなので

簡単にはめ込む事ができます。

次!ダストシール。

これもフォークオイルを塗ってから手で入れていく。

収まりましたな。この状態まできてようやく

中にフロントフォークオイルを入れる事ができる。

他の金属パーツを入れる前の作業になります。

使用したフォークオイルはsuzukiの純正フロントフォークオイル。

このオイルをフロントフォーク一本につき

規定量411ミリリットル。

またはインナーチューブの上っ面から72mmのところまで入れる。

時々インナーチューブをズボズボと動かしながら

オイルを入れましょう。

私は量でやったのですが

自宅にある計りはグラムしか量れないので

グラム=リットル換算した。

水と油は比重が違うので

1リットル=950グラムで計算

411ml × 0.95 = 390g

これでは多かったので後から少し吸い取って調整。

次回があるとすれば1L=0.9で計算しようと思う。

370gくらいか。

フォークオイルを入れたらインナーチューブの上から

これらの部品を入れていきます。

順番はスプリング→ワッシャー→金属の筒→蓋

スプリングは収縮している方が下側。

金属の筒は入れるとバネで浮いてくるので

蓋を押し込みながら締める。

規定トルク23N・mまで締め付けたらフロントフォークのOH終了。

ここで買っておいたkijimaのフォークブーツを装着!

バイクに組み付けて今回の作業を終了とする!

あ~~~この記事長いよ!

でもいつかきっとこの記録が役にたつ…ハズ?

終わり!

ST250E(’07),メンテナンス

ST250Eのウィンカーを交換するぞ。

ぶっちゃけテールランプのついで、バイクをバラしたついで…

ついでついでで寄り道しすぎで作業が進まない!

 

今回用意したウィンカーはこちら

Szmsmy 汎用 バイク ブレット ウインカー バードゲージ アメリカン 12V 2個 セット 黒

この間のテールランプと同じく

amazonに出品されている海外製激安商品

 

今みたら値上がりしてますし…

似た様なものを出品している者がたくさんいるので

探せば安いのあると思う。

 

 

レビューも酷いものだし通常なら私も買わないだろう

しかしこの頃チャレンジ精神旺盛であったワタクシは

修正してやる!

 

というつもりで購入してしまう。見た目は良いんだよね…。

 

このウィンカーは2個セットなので

フロントとリアに揃えるのならば2セット購入する必要がある。

(※しかしamazonで4個set1500円くらいの似た商品も見かけた記憶…)

 

で、購入後すぐに当該ウィンカーを分解すると

配線はこうなっておりました。

無駄にW球(ダブル)ソケットなので配線3本。

バネにくくりつけてある黒がマイナスで、赤と黄色はプラス側だけど

ST250Eの純正ウィンカーはS球(シングル)。

なのでウィンカー向けの配線はプラスマイナス各一本ずつしか来ておりません

 

が、片側使わなければ良いだけなので気にしない!!

 

つかウィンカーなのになんでWなんですかね…

球切れしたら配線入れ替えれば使えるから?まさかね!!!

全然わからん

 

そして写真の赤い丸のところをご覧いただこう、なんてこった。

くくりつけてあるだけ

 

まぁこのくらいは想定の範囲内、自分で半田付けした。

 

それと、このウィンカーについていたバルブが

最初から傷だらけで錆びていたので交換する。

(※変な海外製バルブはすぐ溶けるので交換したほうが良いと思う)

調べたところ、12V10/5W口金BA15Dというダブル球が使われていた。

 

STの純正ウィンカーバルブは12V15W口金BA15Sというシングル球。

見た目は似てるけどダブルとシングルのバルブは

底の形状が違うから合わない。

 

そこで私がこのテールランプ用に買ってきた汎用バルブ↓

12V18/5W、口金BA15D(1つ378円だった)。

 

18Wにしたのはその方がバルブが切れにくいかもしれないし

点滅が少しゆったり目になると聞(ry

(ぶっちゃけ行った店にそれしかなかった)

 

用意した汎用バルブと

購入したウィンカーについていたバルブは

同型の筈だが決定的な違いがある、赤い丸をつけてみよう。

 

ついてたバルブ↓

買ってきた汎用バルブ↓

 

ウィンカーのソケットに固定する為のボッチ?の位置が違うのである。

これ、同じバルブ探すの大変なので諦めましょう。

ねえよ!

 

そこで、買ってきた汎用バルブのボッチの上側

赤丸の部分をニッパーで切断、

ヤスリで面取りする事で普通に使えました。

amazonのレビュアーにはこのボッチを削って

半田で山を作ってる猛者もおるようで…私はそこまでやらんかったです

 

もともとソケットがきつめで、片側だけでも外れそうもないですし。

 

 

あとは、ウィンカーの水が入りそうなところを接着剤で埋めて

塗装もクリアー錆止め塗って準備完了。

 

 

で…ではようやく、ようやく作業に入りましょう。

(この時点ですでに後悔しているわたくし)

 

まずリア側から交換しますが、ワタクシのST250はすでに

リアウィンカーをナンバープレート横に移設しておりますので

そのつもりで閲覧ください

つかこの通りにやれば普通に移設できるかも?

 

このウィンカーはボルト径が10mmなのでそれにあう汎用金具を用意。

エーモンの取付金具に丁度良いL字金具がありました。

G243取付金具(黒)※サイズは65X35X25Xt3 穴径10mm

これがビックリするほどぴったり。

amazon商品ページ

amazonで買ったときはひとつ628円だったけど、

正直ホームセンターの方が安そう。こいつを二つ用意。

 

で、純正リアステーにくっつけます。

たまたま外していたのでこんな常態になっていますが

ステー外さなくても作業自体はできますたぶん

養生テープで仮止めの状態。

前回、テールランプ交換時に

ナンバープレートの位置を上にずらす為に使った金具、

そいつにそのままくくりつけております。

その時の記事はこちら↓

ST250Eのテールランプを交換する

 

下側のナットにナンバープレートが干渉しないように

ワッシャー挟んで調整するのと

 

ウィンカーとステーの間に

ホムセンで適当に買ってきた防振ゴムを挟んでおります。

 

で、バイクに取り付けるとこうなる

↓リアウィンカー変更前

 

↓リアウィンカー変更後

ここまで取り付けたらあとは配線をリアフェンダーの裏に回して

元々のウィンカーの配線に接続するだけ。

 

配線は、マイナス以外は

どちらをプラス側に接続してもかまいません

必ず、どちらか空いてしまう方をビニールテープ等で

絶縁しましょう。

 

購入したウィンカー付属のバルブを使った場合、

5W側を配線すれば点滅が早くなります。10W側なら普通。

私が買った18/5Wバルブの18W側に接続すれば

少しゆったり目の点滅になります。

 

 

ではフロント側に参りましょう。

 

下はフロントウィンカーとヘッドライトのステーの画像です。

すでに純正ウィンカーは外した状態の画像。

矢印の穴を拡張して10mm以上にしないと用意したウィンカー入りません。

そこでテーパーリーマーを使う。

ホムセンで安いのなら500円くらいで売ってると思う。

サイズがあるので少なくとも10mm以上の穴が開けられるやつを用意。

写真のは3mm~12mm用。

このサイズのやつ一本持っていると本当に便利。

ある事情によって購入し

用が済んだら使うこともないだろと思っていたが

これのおかげで何度助けられたかわかりません

 

DIY好きなら買っときなさい!

 

で、穴を拡張したらワッシャーと防振ゴムを挟んで

配線をヘッドライトに引き込みます。

 

つなぐのはリアと同じ!と言いたいが

ヘッドライド内に収まっているウィンカー配線の末端は

特殊な形状のコネクタであった。

これ売ってないこともないけどあまり一般的ではないので

容赦なく切断してギボシ端子に変更!!!

 

ひょっとしたらリアも最初はこれだったのかもしれないな~なんて。

ウィンカー移設したときにギボシ端子に変えたのかも?

昔すぎて覚えてねえぜ。

 

ギボシ端子はエーモンのターミナルセット

もしくはギボシ端子向けの専用工具使って圧着しましょう。

昔ペンチでやってて平気だと思っていたけど

ちゃんとつけたつもりでも、冬場になると接触不良を起こすので。

 

なんで冬場だけなんだろうかな~

金属の膨張とか収縮とか関係あるのかな?

 

 

今回かかった費用…

・ウィンカー4つで2198円(2個セット1099円x2)

・汎用L字金具2個で1256円(1個628円)

・バルブ4つで1512円(1個378円)

・あと適当な防振ゴム(4つで400円くらい?)

合計5366円。あれ…全然安くない…

 

半田付けの手間と水漏れ防止の接着剤と

防錆スプレーとつや消しスプレーの費用も加えると7000円くらい?

工具類揃えたらもっとだよ

ええ…普通に有名メーカーのウィンカー買えたんじゃ…

 

今回値段と手間的には失敗したと思っております。

でも赤いST250Eに黒いパーツは映えます。

それでいいです。

 

 

 

終わり。

ST250E(’07),メンテナンス

いろいろと作業中の我がバイク、ST250E

リアタイヤをはずした今が一番、リアの電装系をいじり易いという事で

テールランプも変える事に。

交換するテールランプはamazonで激安のこれ

汎用 ビレット テールランプ ライト 【ADVANTAGE】

なんと990円!(2018/2/26現在)

レビューも散々で、本来なら絶対手を出さない一品。

でもこの値段なら追加工覚悟で試す価値はあると思った。

思ってしまった。

 

ようは分解して半田付けチェックして防水処理して電球替えて

あとはなんとかなるだろ!という勢い。

 

そしていろいろ試行錯誤した結果

以下の汎用金具でつける事が可能と判明した。

ホームセンタで1個136円の金具。

横穴であったり穴の径が違うものもあるのでご注意されたし。

 

小さい方の穴は、テールランプにつなぐボルトを通す穴だけど

M4のネジを通すので穴径4mm以上くらい。

大きい横穴は、ST250Eの純正ステーと、この金具をつなげるボルトを通すのだけど

私はM6の皿ネジ使ったので穴径6mm以上くらい。

 

この金具はホームセンターで探せば丁度良いのあるはず…!

もし穴径が小さいのしかなかったならテーパーリーマーっていう

穴を拡張する道具を使ってもいい。

【参考】テーパーリーマー

 

さっきの金具を純正ステーとテールランプにうまくつけるわけだ。

 

 

ここで問題発生。

 

赤い丸でかこったパーツ、樹脂系の素材でふにゃふにゃ。

こいつに直接、さっきの金具をつけると変形してしまうのだ。

少しくらい良いかと思ったけど防水も甘くなりそうなので

何か当てられる金具が無いかと探した。

 

でかいワッシャー買ってきてボルトの通る穴を開けるとか

いろいろと考えたけど。

 

テールランプとセットでついてきた使う予定の無いステー。

こいつを加工する事にした。

といっても金ノコ(100均のやつ)で切るだけだけど。

ギコギコ…

切れた…やるじゃん100均の金ノコ!

正直切れると思って無かったのに15分くらいで切れてしまった。

切った部分にさび止め塗って加工終了。

 

切った丸い部分をテールランプと例の金具との間に挟んでボルトで固定。

こんな感じ。

これで純正ステーにコイツをつける準備ができたぞ!

 

なお電球も交換した。

テールランプについていた電球はダブル球の12V10/5W。

使えないことはなかったがブレーキランプ10Wでは暗いし。

何しろよくわからん海外メーカが作ったバルブは本当にすぐ切れるので交換交換。

(※経験談)

 

ST250Eの純正テールランプバルブは12V21/5W。

しかし純正バルブはサイズが大きくてこのテールランプに収まらない。

なので同じ規格で小さい奴を近所のパーツ屋で買ってきた。

1つ400円だったけど一応参考までに。

【参考】シージーシー(C.G.C) バルブ 12V21/5W

 

あともう1つ買ってきた金具がある。

これ。

ホムセンで1つ180円だったかな。

 

ST250Eのテールランプはかなり大きい。

これを純正ステーのまま、小さな社外テールランプに変えると

ナンバープレートとテールランプの間に隙間ができてかっこ悪いのである。

そこで、この金具を使ってナンバープレートを少し上にずらす。

施工中…

 

というかこんなの説明せんでもわかると思うので割愛しよう。

そうしよう。

 

ワタシのバイクは今バラバラだからステーも室内に持ってきてるけど

本体についたままでも今回の作業できると思います!

 

で、仕上がったのがこちら!

まぁよく見ればちょっと無理やり感あるけども

遠目には全然わからないからOKっす。

 

裏側はこんな感じ

 

今回かかった費用

テールランプ本体:990円

テールランプ用金具:272円(136円x2枚)

ナンバープレート用金具:360円(180円x2個)

100均の金ノコ:108円

テールランプバルブ12v21/5w:400円

 

合計だいたい2100円!!!(ざっくり

 

…これ本当にどんぶり勘定で、

実際にはM4とM6の皿ネジやワッシャー買ってきてるし

錆び止めも使ってる

テーパーリーマー買ってたらもっとかかるし

テールランプ配線接続にギボシ端子も使ってるし

ギボシ端子用の圧着ペンチなんかも買ってたらもっとかかる!

 

ギボシ端子と圧着ペンチはエーモンから安いセットがでててお勧め。

【参考】エーモン ターミナルセット(中) 電工ペンチ付 E2

 

工具と技術を手に入れて安いテールランプをつけるか

良い既製品を使うか、選ぶのはあなた次第…!

 

STも販売終了して、もともとパーツの少ないバイクですし

こういった事がもっと、必要になっていくのだろうなぁ

ST250E(’07),メンテナンス

今日はメンテナンスの為に

リアタイヤとロンスイ(ロングスイングアーム)をはずすよ。

※きかんほうさんの備忘録的な記事です。自己責任でお願いします

 

1.まずチェーンカバーをはずす。

写真真ん中辺りのメッキパーツがチェーンカバーである

M6の鍋ネジ2個でついてるだけなので

プラスドライバーさえあれば取り外しは楽勝かと思われたが

ネジが固着していて、外すのに潤滑油とネジザウルス、バイスプライヤーを使った。

いちいちこれだから作業に時間がかかる。

今後の為にM6のステンレスボルトに交換した。

 

2.スプロケットカバーをはずす。

 

チェーンをはずす&取り付けるためにこの時点で取っておく。

長さの違う、M4のボルト3本で止まっているだけだけど、

真ん中のボルトはスパナやメガネレンチでは取れない。

ソケットレンチで、しかも細めの7mmソケット必須である。

肉厚のソケットだと入らないから注意!ふざくんな!

 

 

で、次の作業。ボルトをはずしていくのだけど、

最終的に必ずジャッキアップが必要になる作業なので、

ジャッキアップで車体が不安定になる前にボルトを緩めて行く。

 

3.ボディフレームとリアブレーキをつなげるボルトを緩める。

トルクリンクというらしい?M8なので12mmのソケットではずせる。

(締付トルク16N・m)

両方とも裏側からボルトを差し込んで手前側のナットを締める構造になっている。

 

4.リアブレーキの稼働部をはずす。

こいつははずしてしまう。

赤い部分のボルト(M6、10mmソケットで対応)を外して、

緑の調整ボルト(これもM6)を緩めて

あとは赤いところを頑張って引っ張ったらはずれると思う。

適当な工具を挟んでテコの原理で引き出すのも手だけど

傷がつかないように厚手の布とかで保護したほうが良い。

こんな感じではずれるわけです。

 

 

 

5.チェーンアジャスターとアクスルナットを緩める。

先にM8のチェーンアジャスター(緑のとこ)をかなり緩めて置く。

その後、アクスルシャフトとナット(赤いとこ)

アクスルシャフトが17mmのソケット、ナットが19mm。

(ちなみにアクスルナット締付トルクは65N・m)

 

固着していなければ、メガネレンチでもカ頑張ればはずれます。

トルクレンチかインパクトがあると楽だと思う。

 

 

ボルトを緩めたらいよいよここからジャッキアップ作業!!

残念ながら写真を取ってなかった。

他サイトでも参考にして、後輪が浮くようにジャッキアップしてくだされ。

 

6.リアサスをはずす。

リアサスは左右ともにこの2点で止まっているだけ。

17mmソケットではずせる。

リアを軽くジャッキアップして

リアサスにテンションがかからない状態を作ってからはずす。

 

つけるときも同じようにした。

 

6.緩めたボルトをはずしてチェーンもはずす。

これまで緩めたボルトをはずしていき、最後にアクスルシャフトを抜いたら

チェーンアジャスターを下向きにしてやってタイヤを少し前に押すのです。

チェーンが緩むのではずしてしまう。

 

慣れない1人作業で、チェーンがこんな事になってるけど

本当は布とかで保護した方が良いと思う。

(※チェーンはこの後洗浄して注油しました)

 

こんな感じでタイヤがはずれる。

リアスプロケットとリアブレーキははまっているだけなので

タイヤから簡単にはずれてしまいます注意。

 

タイヤが抜けにくい場合は高めにジャッキアップしましょう。

これでリアタイヤはずしは終了です。

 

 

↓以下ロングスイングアームとりはずしに入る。

別記事にしていたが、

リアタイヤをはずせば後はボルトを抜くだけの作業なので

1つの記事にまとめてしまった

バイクフレームとリヤタイアをつなぐ

ロンスイ(ロングスイングアーム)。

 

跨ぐだけでロンスイがキィキィと音を立ててうるさかったので

いつかグリスアップしてやろうと思ってました。

 

しかしSTにはこいつに簡単に注油できるような機構はなく、

ロンスイを完全にはずさないとグリスアップできないのだ。

グリススプレーとか隙間からやってみたけど無意味だったなぁ…

 

 

リヤタイアさえはずしてしまえば

ロンスイを止めているものはピボットシャフトのみ

(ピボットシャフトは17mmのソケット、ナットは19mm)

↓チェーン側

↓反対側(すでにボルトをはずした状態)

すげー固い!固すぎる!

 

トルクレンチを持ってしてもなかなか回らないボルトなんてのは

こいつが初めてだった。

で、ナットをはずしても今度はシャフトが抜けない。

もう全然抜けない。

ハンマーで反対側から叩いても抜けない。

 

ググってみたら

ここで苦労してらっしゃる方がかなり居るようで。

しかし物が単純なだけにナット側からシャフトを押すしかないのだ!

 

ぐぐった結果、非常に原始的だが

細い棒をあてがい大き目のハンマーで叩くというのが最終手段でした。

※小さい普通のハンマーじゃどう頑張っても無理でした

ホームセンターで

1200円くらいで買ってきた1.3kg石頭金槌

(のちに私の指の骨を砕く事になる呪いの金槌)

200円くらいで買ってきた30cmくらいのW3/8長ネジ

ネジはビニールテープを巻いたほうが傷がつかなくて良いかも

 

このセットで数回、ピボットシャフトをぶっ叩いたら

シャフトが少し動き、一度動き始めてしまえば結構早かった。

 

シャフトが取れたらロンスイをぐにゃぐにゃとひねって

フレームからはずす。

 

ピボットシャフトを紙やすりとピカールで磨いた後グリスアップして

今回の作業は完了であります。

 

 

あ、元に戻すときはチェーンをフロントスプロケットに通してから

ロンスイを取り付けましょう!

私は忘れてて二度手間になりました(汗

 

はーっ!終わり。